【FluentPet】愛犬と話そう!ロッティのコミュニケーションボタン訓練日記~1か月目~

コミュニケーションボタン

こんにちは!こちらのページでは愛犬・ロッティのFluentPet(コミュニケーションボタン)の1か月目の訓練日記を公開させていただきます!
これからコミュニケーションボタンを始めたいと考えている方、今現在訓練中の方、ちょっと興味があるといった方に参考にしていただけると嬉しいです♪

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はじめに

こちらの記事を作成している時点では、ロッティがボタンを完全にマスターしているとは到底言えない状態です。しかし、私自身がFluentPetを導入する前、既に使える状態の子のお手本もすごく参考になるけれど、まだ使えない状態の子がどうやってステップアップしていったかの成長記録をもっと見られたらなぁ!と強く思っていました。その気持ちから、まだまだ勉強中の身ではありますが、リアルな訓練記録をブログといった形で公開したいと思います。

また、訓練日記では実際に行った内容をありのまま記録として記載しております。そのため、今振り返ると避けるべきだった方法なども記載しております。
教え方を知りたいという方は別途、「ボタンの教え方」の記事をシリーズとしてご用意しておりますのでまずはそちらをご覧ください。

【1日目】2022年8月2日

FluentPet到着!まずはボタンに触れる練習

2022年8月2日、注文していたFluentPetのボタンキットがアメリカから到着しました!
7月7日に購入したので、到着まで約1か月かかりました。

到着するまでの間は、無料のDiscoadコミュニティ「動物と話そう」※にて情報収集し、ボタンの感触と似ているであろうプラスチック容器の蓋に手を乗せるなどの練習をして過ごしました。

私が最初に購入したのはBasic Vocab Kitと、単品のボタン6つです。
Basic Vocab Kitには12個のボタンとボタンを嵌められる6枚のマット、ボタンに貼るシール、替えの電池6つ、+ドライバー1本がセットになっていました。ボタンは届いてすぐ使用できるように電池が入っていました。

私が購入したFluentPet

「動物と話そう」コミュニティ※の情報から、「ボタンを怖がる子もいる」と聞いていたため、まずはボタンに触れる練習から始めました。
ロッティは好奇心旺盛で怖いもの知らずな性格なので、ボタンを目の前に置くと、興味津々ですぐに匂いを嗅ぎました。
ボタンを怖がっていないことを確認したら、次は押せるように音声を吹き込んでいない状態のボタンでトレーニングしました。

ボタンを押すトレーニングの方法
(※当時私が教えた方法)

ボタンを見たら褒めてご褒美をあげる(何回か繰り返す)

手や鼻先でボタンに触れたらご褒美をあげる(何回か繰り返す)

カチッとなるまでボタンを押したらご褒美をあげる(数回繰り返す)

【注意!】
ボタンを押す=おやつがもらえるとは覚えてほしくないので、このトレーニングはボタンを押せるようになったらすぐにやめましょう。

※ボタンの教え方についてはこちらのページもご覧ください。
【FluentPet】愛犬と話そう!動物さんにコミュニケーションボタンを教える方法(ボタンを使う前に…編)

※Discoadコミュニティ「動物と話そう」

FluentPetやその他のコミュニケーションデバイスを使って動物たちと話したいと願う飼い主さんたちが集う無料のコミュニティです。コミュニケーションアプリのDiscoadを利用することで参加できます。アニマルコミュニケーターのRie&Abiさん※が管理されており、コミュニケーションデバイスの導入方法やFluentPetの本家ガイドの日本語翻訳などが閲覧できるほか、質問やマイルストーンの発表など、初心者の方でも気軽に参加できるお部屋が用意されています。また、不定期開催ですが、オンラインで他のユーザーさんとの交流会が開催されることもあります。
参加をご希望の方はRie&Abiさんの愛犬・アビちゃんのInstagramアカウントへDMにてご連絡ください*

※Rie&Abiさん

Discoad「動物と話そう」コミュニティの管理人さんで、ブログやInstagramでアニマルコミュニケーションと動物とのより良い生活を応援する情報を発信されているアニマルコミュニケーターさんです。私は特にRie&Abiさんのブログでモデリングの手法や導入するボタンの選び方などを勉強させていただきました。(私は深く考えないタイプなので、今思えば折角の情報を生かし切れていない感がありますが…。)

また、Discoadの投稿時にはいつも優しいコメントやアドバイスをくださり、コミュニティ内はRie&Abiさんのおかげで誰でも気軽に投稿しやすい雰囲気になっています。(※コミュニティは無料で運営してくださっているものなので、必ずご返答いただけるという確約はありません。)
個人的には、ずっと欲しかった情報を無料で公開・運営してくださっているRie&Abiさんには感謝してもしきれません!

Rie&AbiさんのブログやInstagramでは、わんちゃんとの様々な遊びの提案や愛犬・アビちゃんとの日々のトレーニングの様子が発信されています!FluentPetのお得情報も発信されていますので、ぜひチェックしてね!

愛犬・アビちゃんのInstagramもあるよ♪

5つのボタンを設置

問題なくボタンを押せそうだったので、早速5つの単語を録音し、ボタンを設置しました。

最初に設置した単語

1. YES  2.NO  3.?(ん?)  4.おさんぽ  5.あそぼ

ここでは当時の記録としてありのままを記載していますが、実際は最初から5つものボタンを同時に導入しない方がいいです。動物さんの個体差もありますが、最初は1~3つのボタンからスタートし、様子を見ながら追加することをオススメします。ネタバレすると、この後2か月以上、学習が停滞しました(汗)

ボタンを設置後、夫がマットを持ち上げて眺め、また床に置いた時にロッティが「?」のボタンを押しました。ボタンに興味がある様子が見受けられました!

【2日目】2022年8月3日

ボタンの入れ替え

早くも「YES」「NO」のボタンを撤去し、代わりに「ごはん」と「あとで」を設置しました。理由は教えにくいと感じたからです。「YES」「NO」はこれまでロッティと触れあう中であまり使ってきませんでした。(じゃあなぜ最初に導入したんだ…(汗))なので、ボタンの使い方も理解できていない状況での導入は難しいと判断しました。
「ロッティの希望を聞きたい!」という気持ちが強すぎて、空回りしてしまう結果になりました(汗)

当時の設置ボタン

1. あとで  2.?(ん?)  3.おさんぽ  4.あそぼ  5.ごはん

【3~18日目】2022年8月4日~8月19日

モデリングを続ける日々

コミュニケーションボタンでの会話の教え方として「モデリング」という方法があります。
例えば、「ごはん」を教えたい時は、「ごはん」と口頭で言い、「ごはん」のボタンを押します。口頭で発声する・ボタンの音声を鳴らす、を何度か※繰り返し、実際にごはんを与えます。これがモデリングです。
※最初のうちは最低でも5回は繰り返すのが良いと言われています。

モデリングで重要なこと

  • 話す速度を落とすこと
  • はっきりと聞き取りやすいように発音すること
  • 単語のあいだに間をとること
  • 覚えようとしている言葉を、その言葉が使われるのに適切な状況で繰り返すこと

 これらのポイントは言語療法の「補助付き言語インプット」と「焦点化言語刺激」という技法を用いているそうです。
 また、初めのうちは動物さんにボタンを押させようとしなくて大丈夫です。
 なんなら、動物さんがボタンをしっかり見ていてくれなくても大丈夫です。
 クリスティーナ・ハンガーさん(世界で初めてわんことボタンで会話した方)の時も、ハンガーさんの愛犬・ステラちゃんはボタンを意識的に見ていなかったそうです。また、ハンガーさんは上記のポイントに注意しながら自身がモデリングをするだけで、ステラちゃんにボタンを押させようとはしませんでした。あまりにステラちゃんに伝わっている様子が見られなかったため、ハンガーさんの夫・ジェイクさんは驚き、心配しました。それに対してハンガーさんはこう答えます。

「大丈夫。子供もデバイスに気づいたり、わたしの行動を見るまでに時間がかかるの。ステラだってきっとすぐにはできない。少なくともわたしが言っている言葉は聞いているし、聞こえたものとそのあと起こったことをつなげて連想はしてる」

「世界ではじめて人と話した犬ステラ」クリスティーナ・ハンガー著(早川書房)

※ここでの「子供」とは、言語聴覚士であるハンガーさんの受け持ち患者さんのことを指しています。 

 しばらくの間、動物さんが自主的にボタンを押すことはないかもしれません。それでも地道にモデリングを続けましょう。また、ボタンに興味すら示さない場合もあります。その時は、ボタンを見たり、においを嗅いだりしただけでも褒めてあげましょう。そうすることでボタンに興味を持ち始め、飼い主さんのモデリングを見続けることでボタンの使い方を学んでいきます。

とはいえ、私がハンガーさんの著書に出会うのはこの後の11月。しばらくは一部間違った方法でモデリングしています。

ただただ地道にモデリングを続ける日々で、「本当に自発的に、適切な時にボタンを押せるようになるのかな?」と不安になりながらも、モデリングを続けました。
今思えば、不安になるの早すぎですね(汗)

【26日目】2022年8月27日

マットに嵌めた状態のボタンを押す練習

ボタンは常にロッティが過ごしている部屋に置き、いつでも押せるようにしていたものの、ロッティが自発的に押すことはなく、私がモデリングした後にロッティが押すことはあるくらいでした。その様子を見ていると、ボタンを押そうとしても的を外すことが多く、ボタン単体の時より、マットに嵌めた状態の方が押すのが難しいようでした。

そこで、マットを嵌めた状態でボタンを押す練習をしました。
練習方法はマットなしのボタンを押す練習と同様、まずはボタンを見たらフードを、鼻か手でボタンに触れたらフードを、ボタンをしっかり押したらフードをあげる。という風に段階をあげていきました。

まとめ

1か月目の訓練日記は以上です。ロッティが自発的に、適切な場面でボタンを押すということはありませんでした。後に「動物と話そう」コミュニティのオンライン交流会に参加させていただいた際に、先輩ユーザーさんがおっしゃっていて励まされた一言に「最初の1か月はひたすらモデリング」があります。

人間の赤ちゃんが話すのだって、早くても9か月はかかると言われています。焦らず気長にモデリングしていきましょう!(私はこの時点でかなり焦っていましたが…(恥))

ネタバレすると、この記事を書いている今、ロッティは適切なタイミングでいくつかのボタンを押せるようになっています(喜)よろしければ、その後の訓練記録など、他の記事も覗いてみてください♪

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次の訓練日記はこちら
【FluentPet】愛犬と話そう!ロッティのコミュニケーションボタン訓練日記~2・3か月目~

ロッティはFluentPetの公式ガイドです
2022年8月に言語ボタンを開始!
最初の3か月は全くボタンを押さず、順調とは言えないスタートでしたが、失敗談も含めてリアルな情報をお届けします。


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コメント

  1. 豊嶋浩子 より:

    はじめまして。豊嶋と申します。
    私もスタータキットを買ってみたのですが、説明書も全て英語で、ネットで調べてもボタンへの録音の仕方がわかりません。どうやって声を録音するのか、教えていただけますか?

    • mana より:

      コメントありがとうございます。
      既にご自身で問題を解決済みでいらっしゃいますが、今後、他の方の問題解決の参考になるかもしれないので
      念のため、回答させてください。
      FluentPetのClassicのボタンへの録音方法ですが、ボタンの側面にある黒いスイッチをスライドして切り替えます。
      ボタンを長押しし、「ピッ」と音が鳴ったら、ボタンを押したまま、ボタンの裏側に向けて録音したい単語を吹き込みます。
      ボタンを離すと「ピピッ」と電子音が鳴り、録音モードが停止します。
      側面にある黒いスイッチを切り替えると録音完了です。ボタンを押して、聞こえ方などをチェックしてみましょう!
      ボタンは電池の残量があれば何度でも録りなおしが可能です。

  2. 豊嶋浩子 より:

    録音の仕方が分かりました!
    色々読ませていただいて参考にさせてもらいます!!

    • mana より:

      折角コメントいただいたのにお返事が遅くなり申し訳ありません。
      無事に問題が解決されたようで良かったです(^^)
      録音の仕方について、今後の記事作成の参考にさせていただきます!
      ご連絡ありがとうございました*

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